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1924年 アメリカ パテー社作品
上映時間80分
封切=1925(大正14)年4月3日
神田日活館、葵館
〈スタッフ〉
監督、脚本・・・・・・・・・サム・テイラー
監督・・・・・・・・・・・・フレッド・ニューメイヤー
助監督・・・・・・・・・・・ロバート・A・ゴールデン
脚本・・・・・・・・・・・・テッド・ワイルド
脚本・・・・・・・・・・・・ティム・ウィーラム
撮 影・・・・・・・・・・・・ウォルター・ランディン
編集・・・・・・・・・・・・アラン・マクニール
字幕・・・・・・・・・・・・トーマス・J・グレイ
美術・・・・・・・・・・・・リール・K・ベッダー
製作・・・・・・・・・・・・ジョン・L・マーフィー
〈配役〉
貧乏な青年ハロルド・・・・・・・・・ハロルド・ロイド
金持ちの令嬢メアリー・・・・・・・・ジョビナ・ラルストン
ハロルドの叔父・・・・・・・・・・・リチャード・ダニエルス
金持ちの男・・・・・・・・・・・・・カールトン・グリフィン
〈解説〉
「想像と理想の世界に生きている内気な青年の物語」という字幕から始まるこの作品は、ロイド映画の特色が最も見事に表現された傑作の一つで、キネマ旬報ベストテン娯楽的優秀映画の部5位に選出されている。
当時のキネマ旬報に掲載された批評でも 「ロイド喜劇の持つあらゆる長所を打って一丸にした、先ず、ロイド喜劇傑作中の傑作といっても過言ではあるまい。八巻といふ喜劇にしては空前の長篇を些かのゆるみもなく観客を引っ張って行くところ、いつも乍らフレッド・ニューメイヤーとサム・テイラーの頭の良さに感服の他はない。(中略)ロイドのへらへら笑いといって嫌ってゐた人も必ず本映画を見れば好きになるに違いない」と絶賛されている。
ロイド夫人になったミルドレッド・デイヴィスに代わり、前作の『巨人制服』より、テネシー生まれのジョビナ・ラルストンがロイドの相手役を務めている。まだ二十歳になるかならないかの瑞々しさである。
(松田豊)
〈略筋〉
小さな町リトル・ベントで叔父さんの仕立て屋で見習いとして働くハロルドは女性が大の苦手だった。女性の前では言葉に詰まって話も出来ないハロルドをからかうお客も少なくなかった。そんな彼は密かに女性を研究し、ついに「恋愛の秘訣」と言う恋の指南本を完成する。早速、出版社へ売込むために駅へ出かけたのだが、そこで美しい娘メアリーと出会う。メアリーは地元の大富豪バッキンガム家の跡取り娘だったが、そんな事とはつゆ知らず、本の話を楽しそうに聞いてくれるメアリーに心を開くハロルド。そしてメアリーもまた、優しい気持ちの持ち主で、自分の夢を嬉しそうに語るハロルドに心惹かれたのだった。
その後、駅で別れた後もお互いを忘れられずにいた2人はリトル・ベントで運命の再会をする。ハロルドは自分の本「恋愛の秘訣」が晴れて出版され成功した暁にはメアリーにプロポーズをしようと決心し、出版社に採用の結果を聞きに乗り込んだのだが・・・。
富豪のメアリーとの結婚を画策する怪しい男もいて、ハロルドとメアリーの恋の行方は如何に?
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