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語り継ぎたい古典サイレント映画masterpiece silent movie

キートンの蒸気船(Steamboart Bill Jr.)  

1928年 アメリカ 
キートンプロ=ユナイテッド・アーチスツ作品
上映時間分69
日本公開=昭和3年8月15日 大阪松竹座、他

〈スタッフ〉
監督・・・・・・・・・・・チャールズ・F・ライズナー
脚本・・・・・・・・・・・カール・ハーボー
撮影・・・・・・・・・・・デヴ・ジェニングス、バート・ヘインズ
技術監督・・・・・・・・・フレッド・ガブリー
助監督・・・・・・・・・・サンディ・ロス

〈配役〉
スチームボート・ビル・Jr. ・・・・・バスター・キートン
(ウィリアム・キャンフィールド・Jr.)
スチームボート・ビル・・・・・・・アーネスト・トーレンス
(ウィリアム・キャンフィールド)
トム・カーター(ビルの副船長)・・トム・ルイス
ジョン・ジェイムズ・キング・・・・トム・マクガイア
ジョンの娘メアリー・キング・・・・マリオン・バイロン

〈解説〉
 サイレント晩期に於けるバスター・キートンの代表作の一つ。
 物語の前半では「父と子」の日常的な愛と反発の喜劇がごく自然に醸し出されており、そして後半は暴風雨の中で繰り広げられるアクロバテックで且つコミカルなキートンのアクションが最大の見どころとなっている。
 監督のチャールズ・F・ライズナーにとっては本作が唯一のキートン主演作であるが、チャップリンのもとでは『キッド』や『黄金狂時代』の助監督を務めており、又、マルクス兄弟やアボット&コステロの喜劇を数多く監督している。
 キートンプロ最後の作品でもあり、本作品後キートンは自身のプロダクションを手放し、MGMと俳優契約を結ぶことになる。日本初公開時の題名は『キートンの船長』であった。

(松田豊)

〈略筋〉
 蒸気船ストーンウォール・ジャクソン号のオーナーであるウィリアム・キャンフィールドは、“スチームボート・ビル”と呼ばれる街の人気者。副船長のトムと共にミシシッピー川で操業しながら長閑(のどか)な日々を送っていたが、金持ちのジョン・ジェイムズ・キングが豪華な新造船キング号を就航し、強力なライバルの出現に内心穏やかではない。そんな折、赤ん坊の時に別れたままとなっていた息子が学業を終えて訪ねて来る事に。逞しく成長していると思い込んでいたビルの前に現れた息子は、妙に都会風で見るからにひ弱く、その上、キングの娘と恋仲であった。
 数日後、老朽化の激しいジャクソン号に営業停止の勧告が貼り出され、キングの策略だと怒ったビルは警官に歯向かい拘置所へ入れられてしまう。ビル・ジュニアは何とか父を助け出そうとするのだが、その頃ちょうど巨大な台風が接近中で……。

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