語り継ぎたい古典サイレント映画 Vol.22 



 

『子宝騒動』(こだからそうどう)

「喜劇の神様」と称された斎藤寅次郎の監督作品。その斎藤監督が最も充実した仕事をしていたと云われている松竹蒲田撮影所時代のスラップスティック・コメディである。映画『男はつらいよ!』の主人公・車寅次郎の名前は斎藤監督へのオマージュから付けられている。
 富国強兵政策から「産めよ、殖やせよ」と云われていた当時の風潮を痛切に風刺した喜劇であり、原題も『産児無制限』であったが、当時の検閲により改題させられている。
 主演は“和製チャップリン”と呼ばれた小倉繁。 昭和初期の庶民生活の一端が伺える作品でもある。 


 福田さんの家は、貧乏人の子だくさん。間もなく七人目の子供が産まれる予定だが、福田さんは失業中で先立つものがない。ついに奥さんが産気づき産婆さんを迎えに行くのだが「まだ六人分の取り上げ料も貰っていない」と断わられてしまう。途方に暮れた福田さんは・・・。
  

                             
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