語り継ぎたい古典サイレント映画 Vol. 2 



 

椿 姫(つばきひめ)』 (Camille)

 
  原作は「三銃士」の作者として知られるアレクサンドル・デュマ“大デュマ”の息子
 “小デュマ”ことアレクサンドル・デュマ・フィスが1848年に発表した処女作の長編
 小説です。 その後デュマ自身が戯曲化したり、イタリア人作曲家ヴェルディ作の
 オペラ「La Traviata」として今も世界中で上演されています。
  本サイレント作品は1921年に公開されたアメリカ映画です。 監督はレイ・C・
 スモールウッド、主演はロシア出身の大女優アラ・ナジモヴァと、伝説の美男で
 イタリア出身のルドルフ・ヴァレンチノが共演しています。 監督のスモールウッドは
 本作品を撮影当時、1920年頃のパリを舞台にした“現代劇”に仕立て、妖艶な娼婦と
 恋する乙女、そしてラストの悲劇のヒロインを見事に演じたナジモヴァと、純朴な青年が
 嫉妬と愛憎に苦しむ姿を甘いマスクと鬼の形相で魅せるヴァレンチノの演技が、アール・
 ヌーボー調のセットの中で展開されていきます。


  1920年頃、春のパリ。 人々から「椿姫」と渾名され、貴族や大金持ちの男たちの愛妾
 として贅沢に暮らす美しい女性マルグリット・ゴーチェ(ナジモヴァ)。 ある夜彼女は、
 舞台の跳ねた劇場で、法律を学ぶ田舎育ちの青年アルマン・デュバル(ヴァレンチノ)と
 出会う。 取り巻きの男たちの前でマルグリットに軽くあしらわれるアルマンだったが、
 彼女の事が気になったアルマンは、友人と共にマルグリットの自宅でのパーティーに向かう。
  大勢の男女を招いての宴席で歌い踊り、酒を浴びるように飲むマルグリット。 しかし、
 そんな彼女の姿に、一人孤独と不安を必死で紛らわす儚さを感じるアルマン。 事実、
 マルグリットが胸の病を患っている事を知ったアルマンは彼女への愛を確信し、彼女を
 守り抜くと誓うのだった。 そんなアルマンの愛情に答え、真実の愛に包まれた生活を送る
 マルグリットだったが、ある日アルマンの父親がマルグリットを訪ねて来て・・・・
 

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